『ちはやふる』語り

「ああ、いまのは 同じ呼吸で

 三字の呼吸でとれたわね」

 

ちはやふる』/第三十一首

 

 

速くとるだけの千早が原田先生に教えてもらったこと。

「速くとるのをやめなさい」

「速さへの執着を捨てなさい」

自分の武器を手放すのって、こわいなぁ。

でもね、千早はもうしてたんだよね。

「私は攻めがるただから、手に入れたいものほど手放すの」

そして、新も手放した。

「離れたくない ずっとここにいたい

 千早と太一とかるたした部屋でまた ずっと でも」

新の「さよならが近いだけや」は、ぐっときた。

安定を武器にしていたのに、そこでいれば強いままだったかもしれないのに。

安定を、手放すの。

 

「不安定でいろ」は、卓球の平野さんがコーチから教わったことだけれど。

不安定でいるからこそ、人は動きつづけるからこそ、エネルギーが出るのかもしれない。

 

言いたかったのは、「人には人の、ジャストタイミングがあるよね」だったんだけれど、書いてたら話がそれてしまった。

どちらにしても、ぐっとくる。